2013年12月7日土曜日

CentOSにmDNSを設定する

ノートPCにインストールしたCentOSに, mDNSに設定したときのメモ.

経緯

このCentOSは, 持ち運び可能なサーバとして運用している. ポータブルな環境に固定IP設定するのは微妙だし, IPアドレス直打ちでアクセスするにしても, 毎回IP確認するのは面倒くさい.
そこで, mDNSを設定して「ホスト名.local」でアクセスできるようにした.

ホスト名の設定

まずは, ホスト名を設定する.
NETWORKING=yes
HOSTNAME=hoge.local

nss-mdnsのインストール

nss-mdnsパッケージは, CentOSの標準リポジトリにないのでEPELを追加する.

◆EPELのインストール
$ wget http://ftp-srv2.kddilabs.jp/Linux/distributions/fedora/epel/6/x86_64/epel-release-6-8.noarch.rpm
$ sudo rpm -ivh epel-release-6-8.noarch.rpm
nss-mdnsをインストールするだけなので, 普段はEPELを有効にしないようにしておく(/etc/yum.repos.d/epel.repoの[epel]セクションで「enable=0」にする).

◆nss-mdnsのインストール
$ sudo yum --enablerepo=epel install nss-mdns

nss-mdnsの設定

名前解決の手段として使用するには, /etc/nsswitch.confの修正が必要だが, nss-mdnsをインストールすると自動で修正されているはず.
hosts:      files mdns4_minimal [NOTFOUND=return] dns

Firewallの設定

system-config-firewall-tuiを起動して, 「マルチキャスト DNS (mDNS)」を信頼したサービスに追加しておく. 追加すると, 224.0.0.251:5353宛のUDP通信が許可される.

再起動

いろいろ設定を変更したので, rebootして設定を反映させる(もちろん各サービスの再起動でも可).